システムの簡略化

システムの簡略化

運送業で近年問題となっている事に、再配達があります。ネット通販などでユーザーの購入した商品は、ショップが発送して運送業の手で届けられます。丁寧な事に日時指定が出来るサービスが普及していますが、だからといってイレギュラーや忘れていたりしてその時にいない場合もあるのです。そうなるとドライバーとしては再配達の案内を入れ、また荷物を持ち帰る事になります。

ユーザーがそれを確認して連絡すればまた届に行きますが、どうしても二度手間になり必要以上の労力を掛ける事になります。そこで最近ではそういった再配達にならないようにシステムを簡略化させ、まず直前の時間にメッセージを送って在宅かを確認するようにしています。それで返事がなければどうしようもありませんが、毎回確認する事で少しでも不在宅に向かう確率を下げる事が出来るのです。こういった試行錯誤が少しでもドライバーの負担軽減になれば、もっとストレスなく利用出来るようになるのでしょう。

運送業の目指す共通価値の創造というＣＳＶ

運送業は考えるまでもなく社会に必要とされる業種です。それを担うドライバーやスタッフはなくてはならない存在であり、毎日どんな天候でも頑張っている姿を見ると元気が出るというものです。通常それほど気にならないかもしれませんが、災害などが起こった時にそれでも社会インフラを回すために時間を掛けて荷物を運んでくれるのはありがたい存在でしょう。運送業もＣＳＶという考え方を取り入れていて、多くの会社がその理念を遵守しようとしています。

これは共通価値の創造という意味ですが、大まかには営利企業でありながら社会貢献出来る価値を創造しよう、といった意味になります。もうすでに十分社会貢献している業務なことは前述の通りですが、その中でも出来るだけワンストップで対応しようとしたり、客に対してストレスなく利用してもらおうという企業努力が行われているのです。トラックは昔からありますが、使用している端末は年々ハイテク化が進んでおり、努力の一部が垣間見えます。